インプラント

インプラントで取り戻す、本物同様の咬み心地

白い歯の女性

インプラントとは、歯を失った部分の顎の骨にチタン製の人工歯根を埋め込み、その上部に人工歯を装着する治療法です。チタンには骨と結合する性質があるため、しっかりと固定されて、まるで自分の歯のような咬み心地を実現できます。

上部に装着する人工歯にセラミックなどの高品質なものを使えば見た目も自然に仕上がり、まるでご自分の歯のような感覚で生活できるでしょう。「よく咬めない」といった入れ歯などの欠点をカバーした、現在注目を集めている治療法です。

インプラントのメリット・デメリット

メリット デメリット
  • 違和感が無い
  • 歯槽骨(顎の骨)がやせない
  • ずれたり外れたりしない
  • 健康な歯を削らずに治療ができる
  • 自分の歯に近い自然な見た目が得られる
  • 自分の歯と同じような咬み心地が得られる
  • 内臓系の疾患にかかりにくくなる
  • 保険適用外のため治療費は高額で、治療期間は比較的長い
  • 外科処置に伴う痛み・腫れ・出血・合併症の可能性がある
  • インプラント治療後は、定期検診とメンテナンスが必要であり、衛生状態が悪いとインプラント周囲炎にかかる可能性がある
  • 年齢、妊娠・授乳中、全身疾患などで、インプラント治療に適さない場合がある

入れ歯のメリット・デメリット

メリット デメリット
  • 費用が安い
  • 健康な歯を削らずに済む
  • 違和感がある
  • 発音に問題が生じやすい
  • 見た目があまりよくない
  • 臭いが出やすい
  • 硬い食べ物が食べにくい
  • 食事の味を楽しめなくなる
  • バネをひっかける歯に負担がかかる(歯周病が急激に進行)
  • 歯が抜けた部分の歯槽骨が痩せやすい
    (1年に0.5mm減少)
    →義歯が合わなくなるので、何度も作りなおす必要がある
  • 義歯がずれて、歯ぐきとの間に食べ物が挟まり易い→激痛
  • バネをかける歯が4年以内に93%の確率で虫歯になる
  • 食事ごとに取り外して清掃が必要になる

ブリッジのメリット・デメリット

メリット デメリット
  • 咬み心地に違和感が無い
  • 入れ歯に比べ、目立たない
  • 治療期間が短い
  • 取り外しの必要が無い
  • 健康な歯を削る必要がある(歯の寿命を半分以下に下げる)
  • 虫歯や歯周病になりやすい
  • 歯磨きが難しくなる
  • 入れ歯程ではないが、発音に問題が生じやすい
  • 支えとなる歯の強度によって、耐久性に個人差がある
  • ブリッジの隙間に食べ物が挟まりやすい
  • 歯が抜けた部分の歯槽骨が痩せやすい
  • 8年弱で5割が再製の必要あり

インプラント・入れ歯(義歯)・ブリッジの比較表

※インプラントの費用について・・・相場価格30~40万のところ、症例数が多いからこそ、大量購入による低価格を実現!

当クリニックのインプラント治療

インプラント治療

当院のインプラント治療は、副院長の木村美和子が担当します。インプラントに興味をお持ちの方、入れ歯を使っているけれど不満がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

インプラント料金表はこちら

インプラント治療の流れ

1.初診・カウンセリング

初診・カウンセリング

現在のお口の状況を診察し、患者様の治療に対するご要望をお聞きします。なお、ご相談は無料です。

2.検査・診断、治療方針の開示

検査・診断

必要なデータを取得するため、CTやレントゲンなどで検査を行います。検査結果をもとに診断し、詳細な治療方針を立案します。治療方針を患者様にご説明し、治療内容にご納得いただいてから治療に入ります。

3.一次手術

一次手術

顎の骨に人工歯根を埋入する手術を行います。表面麻酔をしっかり効かせてから、局所麻酔を行いますので、痛みを感じることはほとんどありません。恐怖心の強い方には、笑気吸入鎮静法を行うことがあります。また、手術時に入院の必要はありません。

4.治癒期間

歯と時計

チタン製の人工歯根と、顎の骨がしっかりと結合するのを待つ「治癒期間」をとります。結合までの期間には個人差がありますが、3~6ヶ月程度を目安にお考えください。その間は仮歯が入り、歯がない期間はほとんどありませんのでご安心ください。

5.最終補綴物の装着

補綴物の装着

患者様の歯の色に合わせた人工歯を装着します。天然歯と見分けのつかない仕上がりになります。

6.アフターケア

歯のマーク

インプラント治療後は、インプラント周辺の歯周組織の健康状態に注意が必要です。定期検診でメインテナンスがしっかり行えていれば、長く快適にご使用いただけます。

安全性を高める設備
CT

CT撮影データ1
根尖病巣の大きさも一目瞭然

CT撮影データ2
100%CTを撮り、神経までの距離、
骨の質、幅などを診断します。

正確な診断を行うためには、正確な検査が必須です。CTは、撮影した患部の立体的な断面図を撮影できる機器。CT撮影で得たデータをコンピュータに取り込むことで、患部の詳細な状況が確認でき、正確なシミュレーションが行えます。確実な治療を実現するためにも、CT撮影は欠かせない検査です。

インプランター

インプランター

インプラントを埋め込む部分の骨に「穴」を開けるときに使用する器械で、骨が薄く他院で断られた方でも安全に手術が可能となります。 また、手術による痛みや不快感を抑えられるだけでなく、あまり負担を掛けずに適切な位置に埋入できるため、治療時間の短縮にもつながります。
こちらの機器は、グローバルトップの歯科機器メーカーであるドイツKaVo社の製品です。

ピエゾサージェリー

ピエゾサージェリー

超音波振動で顎の骨を切開する手術器具です。従来のドリルと異なり、神経や血管などの組織を傷つけることなく安全に骨だけを切削することができます。

笑気麻酔

笑気麻酔

インプラント手術では局部麻酔を行いますが、それでも恐怖心がある方のために、鼻から笑気ガスを吸い込む麻酔もご用意しております。不安の強い方、嘔吐反射がある方などにご利用いただいています。

CAS-KIT(カスキット)

CAS-KIT(キャスキット)

インプラントを入れるにあたって顎の骨に十分な厚みがないときに行う「ソケットリフト」に使用する器具です。ソケットリフトでは上顎の骨と鼻腔との間にある「上顎洞(サイナス)」という空洞の粘膜を押し上げて骨をつくるスペースをつくりますが、CAS-KITを使用すると食塩水による水圧で粘膜をゆっくり押し上げることができるため、安全性が大幅に向上するのです。

ソケットリフトができない場合、歯ぐきを切開する「サイナスリフト」を行わなければなりませんが、サイナスリフトは腫れやすいというリスクがあります。CAS-KITを使用することでソケットリフトの精度が高まり、サイナスリフトの必要性がなくなります。

また、下顎にも使えることや手術翌日の痛みも抑えられること、さらに治療後の状態を長期間維持できることなど、メリットがたくさんあります。当院では、患者さんの負担を減らす「MI治療」の一環としてCAS-KITを導入しています。

併血用遠心分離機「TOPfuge S」

併血用遠心機「TOPfuge S」

当院では歯周組織や骨の再生を促す自己血液由来であるフィブリンゲルを作る機器を導入しています。
このフィブリンゲルは、患者様ご自身の血液から作りだすことができるので安全であり、治癒が早いなどのメリットがあります。
再生治療を行う上では大切な機器です。

オールインワン半導体レーザー

オールインワン半導体レーザー

外科、ホワイトニング、疼痛緩和まで行えるレーザー機器です。
当院では、主に歯周組織の外科治療時に使用します。インプラント治療を行うためにはまず先に歯周組織を治癒させることが前提となります。またインプラント治療後もインプラント周囲炎などの処置・予防に効果を発揮します。 その他にも止血やメラニン除去など用途は様々です。

エルビウム・ヤグレーザー

エルビウム・ヤグレーザー

このレーザーは、水を含んだ生体組織に対する蒸散能力が高く、表層にのみ反応が起こり、熱の発生が微少なため、痛みが非常に少ないという特徴があります。多彩なチップラインナップによりむし歯治療、知覚過敏、歯周病治療、口内炎、歯肉の切開・切除、歯ぐきのメラニン除去など、軟組織から硬組織まで、幅広い治療に対応できます。

ネオジウム・ヤグレーザー

ネオジウム・ヤグレーザー

色素選択性、組織深達性が高いレーザーです。根管治療、歯周治療、軟組織の病変切除や止血、疼痛緩和などに用います。

特殊な治療にも対応!

他の歯科医院で骨量が少ないから治療ができないといわれた方でも、治療できる場合があります。インプラント治療がしたいけれどあきらめかけていた方は、ぜひ一度当院へご相談ください。

ソケットリフト

サイナスリフト同様、骨の高さを確保する方法です。人工歯根を埋入する部分から、上顎洞に向けて骨補填剤を注入します。

  • ソケットリフト治療手順1
  • ソケットリフト治療手順2
  • ソケットリフト治療手順3
GBR法

骨再生療法です。 通常では歯ぐきを切開し、骨の再生を促すメンブレンという膜を設置し、再生が確認次第再度切開してメンブレンを取り出します。再生までにはおよそ4ヶ月程度かかるのですが、当院ではケースによってですがインプラント埋入時に同時にGBR法を行う事が出来るので、患者様の負担を大きく軽減できます。

  • GBR法治療手順1
  • GBR法治療手順2
  • GBR法治療手順3
サイナスリフト
上顎骨の内部にある上顎洞と呼ばれる大きな空洞が拡大したり、歯の喪失で歯槽骨の吸収が進行すると、歯槽骨が薄くなり、インプラントが埋入できなくなります。それで、歯槽骨の薄い部分の上顎洞底部に、骨補填剤を填入します。
この時インプラントを同時に埋入する場合と、骨の造成が完了してから埋入する場合があります。
骨量・骨幅が足りない場合や多数の歯が失われている場合でも適用できますが、骨造成期間として3~6ヶ月程度かかるので、治療期間が長くなります。
また、上顎側面の骨を切開して、歯槽骨と上顎洞粘膜を剥がして空いたスペースに骨補填剤を埋入するということで、一連の手術による身体への負担は比較的大きいです。
スプリットクレスト
インプラントは最低4mm程の幅があるため、インプラントを埋入するには最低5~6mm程度の顎骨の幅が必要です。スプリットクレストは、骨の幅が不足している時の治療法です。骨頂部の骨をV字型の器具で二分割して広げ、インプラントを埋入し、骨とのスペースに骨補填剤を満たして骨を再生させます。
インプラントが自分の骨に囲まれるので安定し易いですが、3mm程度は骨の幅があることが望ましく、骨質が硬過ぎる場合は適用できないことがあります。

インプラント料金表

※表示価格は税込です

カウンセリング・相談 無料
診断料 ¥11,000
CT代 ¥16,500
インプラント(人工歯根埋入手術) 1本 \220,000×本数
追加手術(骨の量が不足しており、そのままではインプラントの埋入が困難な方のみ必要となります)
GBR 1本につき ¥77,000
ソケットリフト 1本につき ¥154,000
サイナスリフト 1本につき ¥154,000
スプリットクレスト 1本につき ¥110,000
最終補綴物(インプラント用)
前装冠
FMC(前装タイプ)
前歯 1本 ¥77,000
臼歯 1本 ¥88,000
エステニア
(メタルフレーム+セラミック+プラスチック)
1本 ¥88,000
メタルボンド(メタルフレーム+セラミック) 1本 ¥121,000
ジルコニアオールセラミックス
(ジルコニアフレーム+セラミック)
1本 ¥132,000
フルジルコニアクラウン(ジルコニア) 1本 ¥143,000

補綴物それぞれのメリットとデメリットについては、審美治療をご覧ください

手術にはなんだか抵抗がある、高品質な入れ歯を作りたいなら入れ歯

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